みなさんこんにちは、藤井健次郎です。
練習中は、いいプレーができるのに試合になるとパニック状態になったり普段以下のパフォーマンスになってしまう私が、突然ハイパフォーマンスを発揮したお話となってます。
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時は2009年7月
場所は福島県にある広いオムニコート
試合前日
新幹線にて移動(移動費、宿泊費は親持ちである)
駅を降りると
く、空気がウマイ
天然の酸素浴である。
7月なのに湿気も高くなくコンクリートジャングルな東京とは大違いである。
試合会場は、リゾート施設でペンションがあり温泉があり最高である。
チェックイン後温泉へ入る
私「jopの大会はリゾートであることが多いから、これから何年も来れるのは最高だなぁ」と思った。(当時試合結果は、ほとんど負けていてランキングも低く、移動費と宿泊費は親持ちであることは隠しておこう)
この時点で、上京していつのまにか毒された私の心は福島の綺麗な空気と温泉が綺麗に浄化してくれていた。
思えば、上京して1人で練習環境を整え、1人で練習相手を探し、1人で試合に申し込み、試合に行ってパニックになり負けて帰ってくる。
非常にタフな数ヶ月だった。
しかし、すべて癒された。
読書の皆さまも、何かうまくいかない時や精神的に、辛い時は環境を変えてみてはどうだろうか
翌日(試合当日)
朝練習をする(練習相手はスカウトする)
そして試合へ向かう(宿から徒歩数分の近さ)
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試合前ウォームアップ
お互いリラックスしていて、良い感じ
本日の対戦相手:当時100位台の選手
相手の得意技:強烈な片手バックハンド、キレキレなバックハンドスライス、ボレー。
私の得意技:福島県が癒したリフレッシュされたメンタル(ピュアメンタルである)
試合前の私の考え
「相手の弱点は見つからないが、しっかりやっていこう」
当時の私は、相手からどうやってチャンスを作るか?相手がどの展開だとチャンスになりやすいか?など戦術眼は持っていない。
試合開始
私のサーブからゲームスタート
私サーブ「センターにフラットサーブ」
相手リターン「バックハンドスライスでゆっくりリターン」
私アタック「3球目攻撃フォアハンドをストレートに打ってネットへ行く」
相手パッシングショット「バックハンドスライスでゆっくり足元へ」
私ボレー「うわっゆっくり足元きた」
ボレーが浮く
相手難なく決める
私「あなたは時間の魔術師ですな」
なんとかサーブからの3球目攻撃がうまくいったりしてサービスキープ。
ゲームカウント1-0
相手のサービスゲーム
相手サーブ「ドーン」
サービスエース
私「ボールの残像は見えたぞ」
相手のサービスに圧倒されゲームカウント1-1
その後、私は何とかサービスキープ!
相手は楽々サービスキープの展開が続いてゲームカウント4-4の私のサービスゲーム!
ここで相手が仕掛けてくる
私サーブ「ワイドにスライスサーブ」
相手リターン「フォアハンドでゆっくり深くリターン」
私ラリー「相手リターンがゆっくりだがスピンが効いていて、しかも深くて攻めれない」
なんとかバックハンドクロスで深く返せた!
そこから互いにゆっくり深くなラリーが続く!
相手は仕掛けないという仕掛けを仕掛けてきた
相手のボールが絶妙に深く私は攻められない、相手も攻めてこない
私は試しにバックハンドスライスをストレートに打ってネットへ出てみた
相手パッシングショット「ドーン」
見事にクロスに抜かれた
私「待ってる、アイツ待ってるでー」
ゲームカウント4-4で、あえて私に攻めさせてカウンターを高い精度で打ってくる!
私「あなたは時間の魔術師➕テニスマシーンだ」と心の中で思った。
相手の作戦にハマらないようにしたいが、テニスマシーンのボールコントロールは素晴らしく。
私はミスをしてしまった
4-6で1stセットを取られた。
セット間休憩
私「相手のプレーが上手すぎるさすがだ!しかし、自分のプレーも良い感じだ我慢強くプレーしようチャンスを作るぞ」
2ndセット
私のサーブからスタート
3球目攻撃が炸裂
キープ
1-0
相手も3球目攻撃が炸裂
キープ
そのままゲームカウント2-2
私のサービスゲーム
私サーブ「センターにフラットサーブ」
相手リターン「バックハンドスライスリターンをゆっくり深くうってくる」
私ラリー「焦らずゆっくり深くしっかり打つ」
またまたまた長いラリー
すると
なんか、アガシみたいに打てるで
そう、私はアガシになった
昔からテレビで観ていたアガシに
(フォームは全然似てない)
力は抜け、ボールはよく見えて、スムーズに動けて、相手のボールとのタイミングも合う!!!
どこでも、どんなボールも狙えた!!!
そのままサービスキープがつづき
ゲームカウント5-4
すると
雷ゴロゴロ
雨ザーザー
雨ゴーゴー
ベンチで待機(屋根付きなので濡れず)
コートは池と化した
試合は中断になり、クラブハウスへ向かう!
シャワー浴びる!
シャワー中私「なんか知らんけど、めっちゃ試合おもろいやん」
インドアコートに移動して試合再開
試合再開前ウォームアップ
パコーン、パコーン、パコーン、パコーン
インドアに響き渡る快音。
私も調子良いが相手も上手い。
相手サーブから試合再開
相手サーブ「ドーン」
エース
相手サーブ「ドーン」
からの3球目攻撃
あっさりキープされる。
私もあっさりキープができ
6-6タイブレークへ
タイブレークでは、お互い攻めるがリードできずに7-7となり
相手のサーブ
相手サーブ「ワイドにスライスサーブ」
からのサーブ&ボレー
私リターン「ネットにきてるー」
浮かしてしまう
相手は難なくオープンコートにボレーを決める!!
7-8
マッチポイント
私サーブ「センターにフラットサーブ」
フォルト
私セカンドサーブ「ボディにセカンドサーブ」
相手リターン「ドーン」
フォアハンドリターンが光りの速さで私の横を通過していった
私「しもうたー」
狙われた
4-6.
6-7にて
6-7にて
試合終了
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試合振り返り
相手は、上手かったが私のプレーも良かった。練習以上のパフォーマンスが発揮できたのは初めてだった。
試合が楽しかった、負けたが良い経験になった。
先にリードを奪えるとよかったが、奪えなかった。
___________________ハイパフォーマンスを考察する
試合中に考えなかったこと
1.勝つ、負けるなどの試合結果やポイントの未来について
2.打ち方にかんして
3.暑いや、太陽がまぶしい、風、雨など
ハイパフォーマンスの特徴!!!
①ボールがよく見えた
②どこでも狙えた
③スムーズに動けた
④身体が軽く感じた
⑤配球に閃きを感じた
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試合後新幹線に乗って帰った。
短い旅となったが、ハイパフォーマンスも短いものとなった。
その後しばらくローパフォーマーンスな試合が続くこととなる。
今ならハイパフォーマンスの出し方はわかる。
第9戦目へとつづく
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