時間を奪う?試合体験記

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みなさんこんにちは、藤井健次郎です。

私の過去の経験が、読者のみなさまのテニスに少しでも役に立てばと思っております。

私自身の体験談ですが、10年間テニスと向き合った結果たくさん得たことがあります。

是非お読みいただきたいです。

 

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2007年、地元でのJOP大会デビュー戦でサクッと負けた19歳の僕。

 

 

さらなる上達を目指すべく関門海峡を渡り九州は福岡へ移住。

 

 

オーストラリア留学中に知り合った方の紹介でテニススクールにてコーチのバイトを始めた。

 

大きなテニススクールなのでコーチもたくさんいて、テニスに関する疑問など多くのことを相談にのってもらっていた。

 

 

 

当時のデビュー戦後、自分のテニスに必要なことは自分では分析できておらず(ノ゚ο゚)ノ

また、自分のレベルがどんなものか客観的に見えてなかった。

だからこそ勇気をもっていろんなことにチャレンジできたのかもしれないが、、、、(  ゚ ▽ ゚ 😉

 

 

 

周りの先輩コーチたちと練習してもらいながらまず取り組んだのは

 

 

ボレー

 

当時19歳の僕のポイントの終わらせ方は、

 

1.自分のウィナー

 

2.相手のネット、もしくはアウト

 

 

それをベースライン付近で迎えていた。

 

要はストロークのショット力のみでポイントをとっていた∑(゚Д゚)

 

 

しかし、考えてみれば

 

 

ストロークはせいぜい速くて130~150キロくらい、相手に届くまで短くとも2~2.5秒もしくはそれ以上かかる。

しかも当時の僕はベースライン後方から、相手のボールのバウンドが頂点からかなり落ちてきた場所で打っていたので、相手はかなり時間があった。

 

 

ボレーをネット前で打てれば、相手はボールに追いつく時間が大幅に短くなって

 

○追いつけない

 

○ギリギリさわる

 

○返せても浮いてくる

 

○パスを打たれても次にまたボレーが打てる

 

など強力な武器となる。

 

 

 

以上のことはジュニア時代から解ってはいた。

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話は逸れるがジュニア時代の話を少し

 

 

 

ネットプレーの練習は、あまりやらなかったし、やれなかった。

新しい戦術に取り組むには時間がかかるし、試合で使うには勇気がいる。

 

U18歳以下である程度の結果が欲しかった僕には、その勇気がなかった。

ネットへ出て行くのは1人で海外に留学するより怖かったのだ。

 

当然周りの全国クラスのジュニアに出来ない技術や戦術は少なく、僕は勝てなかった。

 

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しかし、時は経ち、新しい技術が必要だった。

 

勝つために。(;°皿°)

 

 

さて、そんな感じで毎日毎日ボレー練習を繰り返し時は過ぎていった。

 

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迎えたJOP第2戦

 

2007年10月某日

 

試合前に19歳僕の詳細を少し

 

得意ショット

フォアハンドクロス、フォアハンド逆クロス

 

やや苦手ショット

ボレー ←前回よりパワーアップヾ(@°▽°@)ノ

 

得意なゾーン

ベースライン後方

 

やや苦手なゾーン

コート中間からネット前 ←前回よりパワーアップヾ(@°▽°@)ノ

 

 

こんな感じである。

 

 

さて、ようやく試合について書けるヾ(@^(∞)^@)ノ

 

 

場所は福岡のハードコート  大会のグレードは20万大会

 

 

1R目   win

 

 

ノートには:ストロークが安定して打てた。サーブも良く入った。

 

 

これだけである(゜д゜;)

 

 

あいかわらず振り返りがない。しかもボレーについて書かれていない(゚ー゚;

 

 

そして2R目

 

 

相手は全国上位の高校生(^▽^;)(後に全国上位の大学生となる)

 

 

試合前のプラン

 

相手はめっちゃ強いのでとりあえずストロークをしっかり打つ、チャンスが来ればボレーに行く。

 

チャンスが来ればボレーに行く。

 

チャンスが来ればボレーに行く。

 

チャンスが来ればボレーに行く。

 

 

w川・o・川w

 

 

ちゃんとノートに書いてある(ノ゚ο゚)ノ

 

少し成長してる(゚Ω゚;)

 

 

試合前のウォームアップ

 

相手高校生「パコ~ン」

 

19歳僕「パーン」

 

相手高校生「パコ~~ン」

 

19歳僕「パン」

 

ウォームアップ後

 

19歳僕「え?めっちゃ球遅いやん」

 

19歳僕「これめっちゃ打ってボレーに出たら、いけるやん」ヾ(@°▽°@)ノ

 

そして試合開始

 

相手のサーブからスタート

 

相手サーブ「パーン」

 

19歳僕「バン」

 

相手ストローク「パコ~~ン」

 

19歳僕「バン」 ウィナー

 

Σ(゚д゚;)めっちゃいけるやんΣ(゚д゚;)

 

0-15

 

相手サーブ「バン」 サービスエース

 

Σ(・ω・ノ)ノ!

 

 

ボールの残像は見えたぞ(*^▽^*)

 

15-15

 

相手サーブ「パコーン」

 

19歳僕「パコーン」

 

相手ストローク「パ~~ン」

 

19歳僕「バン」 アウト

 

30-15

 

相手サーブ「パコーン」

 

19歳僕「バン」 ウィナー

 

Σ(゚д゚;)やっぱいけるやんΣ(゚д゚;)

 

30-30

 

相手サーブ「バン」 

 

19歳僕「うっわ」 ミス

 

40-30

 

相手サーブ「パコーン」

 

19歳僕「パコーン」

 

相手ストローク「パ~~ン」

 

19歳僕「パコーン」

 

相手ストローク「パ~~~ン」

 

19歳僕「うりゃー」  ネット

 

ゲームカウント

 

0-1

 

19歳僕「うーん、なんだ?相手の球が速かったり遅かったりするぞ」

 

19歳僕「まぁいいか、とりあえず遅い球がきたら打っていこう」

 

19歳僕のサービスゲーム

 

19歳僕「パコーン」

 

相手リターン「パコ~~ン」

 

19歳僕「バン」  そしてネットへ

 

相手パッシングショット「ズキュン」  ウィナー

 

ヽ(*’0’*)ツ

 

ボールの残像は見えたぞ(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)

 

 

テニスマニアな読者の方は、もうお気づきでしょう。

 

相手高校生は、自分で時間をコントロールしていたのです。

 

遅いボールで時間を作り、相手プレーヤーが深いエリアから攻撃してきたところをカウンターしてみたり。

遅いサーブで相手にリターンさせておいて、速いサーブをつかってエースなど。

 

さまざまな時間を使ってきます。

 

 

対する19歳僕は、時間を短くする、時間を奪う事はできても、時間をコントロールしていないのです。

 

 

ゲームカウント0-1

 

0-15

 

 

19歳僕「ネットに行った瞬間めっちゃ打ってきたやん∑(゚Д゚)まぁ、相手の球は基本遅いしボレーに行きゃあポイントとれるっしょ」

 

と考えた、、、、、、

 

 

(@ ̄Д ̄@;)

 

 

もちろん強打&ボレーが華麗に決まることもある。

 

うまくサービスゲームをキープし。

 

ゲームカウント3-2での僕のサービスゲーム。

 

 

19歳僕のサーブ「バン」

 

相手リターン「バン」

 

19歳僕「うわっ」  エラー

 

19歳僕「なんだ、いきなりリターンめっちゃ打ってきたやん、球普通に速いやん」

 

19歳僕は思い出した「そうや、こいつ全国トップやった」(  ゚ ▽ ゚ 😉

 

時間に変化をつけられるというのを初めて体感し、その脅威をこの時初めて知った( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚

 

 

スコア3-6,3-6 LOST

 

試合後ノートより

 

相手の球が遅い時はアタックできていたが、強打を待たれていた。でも点取れる時もあったのでもっとボレー練習しよ。

しかし、速いサーブも、速いストロークも、なんでも打ててスゲーなぁ。

 

これだけである。

 

(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)

 

 

もっとふりかえりあるだろ。。。。

 

しかし、初勝利したこともありノートは嬉しそうに書いてある。

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この当時ボレーの質ばかりにこだわり、ボレーの前の局面をどうするか?

どうやってチャンスボールを引き出すか?などは、まだ知らない。

 

その後、進化していくボレーに快感を覚えた19歳の僕は、取りつかれたように練習した((((((ノ゚⊿゚)ノ

 

次回、ボレーをどう使っていくか学んだ第3戦へ。

 

つづく

 

 

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